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根管治療2/6 治療前の清掃 ラバーダムとマイクロスコープを必ず使います。
根管治療2/6 治療前の清掃 ラバーダムとマイクロスコープを必ず使います。
歯の根の治療(根管治療)前の準備
お口を開けて頂いて、いきなり根管治療などありえません。
- 麻酔、
- 歯の外側の清掃、
- ラバーダムと、
前準備は必須です。
麻酔
麻酔は痛くありません。処置も無痛下に行えます。
麻酔が効くのを待つ間に、下の清掃を行います。
清掃
上記写真のように、歯をブラシで清掃し、歯面に付着した菌を落とします。
根管内に菌が入らないようにするためです。
研磨剤を併用した方が効果的との報告があります。
お口の中には、歯に付着している菌(プラーク)、唾液中の菌など、菌が沢山います。
よく掃除された歯でなければ、器具が歯の表面にちょっと触れただけでも、器具に菌が付着します。
その菌が根管内に入っていくので、根管治療の失敗につながります。
いったん成功したように見えても、後から再発したりするのです。
根管治療にラバーダムは必須です
ラバーダムをしないだけで、根管治療の成功率が40%も低下するのです。
逆に、ラバーダムをすれば、成功率が40%上がるのです。
根管治療前の、清掃とラバーダムがとても大事という事が分かります。
目的
- 根管内に菌が入らないようにする
- 根管内に用いる器具に菌を含む唾液がつかないようにする
- 薬液が口内に漏れないようにする
消毒
ヨード+エタノールで消毒します。
最近では、クロルヘキシジンを使います。
いよいよこれから、普通は入ってはいけない、歯の内部に入っていくのです。
ラバーダムとは防湿防菌シート
薄いゴムでできています。
- 呼気の湿気
- 唾液中の雑菌
を遮断する防湿防菌シートです。
再根管治療のご相談が時折あります。
歯の痛みや化膿で何年も困っておられます。
このようなお話を聞いているうち、
ラバーダムや顕微鏡を使わない医院で、神経を取る治療や、根管治療は、
なさらない方が良いのではないかと思うようになりました。
ラバーダムをしないで根管治療をすると、
唾液中の雑菌が手や器具に付き、それが根管内に入ってしまい、
治療後の化膿につながるのです。
最低限、ラバーダムの必要があると思います。
当院は、根管治療では、100%、ラバーダムを使用します。
ラバーダムの効果
ラバーダムがあった方が治療成績がよいからです。
唾液中の雑菌は、根管治療の予後成績を低下させます。
根管治療の成功率。
- ラバーダム使用:約90%(抜髄時)、
- ラバーダム使用しない:約50%以下(抜髄時) 。
根の治療には、雑菌を遮断するラバーダムが、ぜひ必要という事になります。
その他の効果
- 器具や薬剤による傷害を防ぐ
- 術者の視野を確保する
などの効果があります。
この例の
年代・性別 40代女性
治療法 根管治療
デメリット 時間がかかる
治療時間 回数 2時間1回 × 必要回数分
費用 60,500 × 必要回数分
根管治療
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セラミック冠
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の費用が必要となる事があります。
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