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根管治療1/6 虫歯を取り除く ラバーダムとマイクロスコープを必ず使います。
根管治療1/6 虫歯を取り除く ラバーダムとマイクロスコープを必ず使います。
根管治療の前 銀の詰め物があります。
虫歯の治療で銀歯が入れてあります。この歯が何度も化膿していたのです。
歯の内部にう蝕が多い場合は、
根管治療の前に、う蝕除去を行います。
また、
ラバーダムで、根管に、唾液・細菌等の混入を防ぐ事は、必須です。
銀歯を外すと、中は虫歯
中はひどい虫歯です。
歯の根が化膿したのは、虫歯が原因
すでに神経は死んでおり、中は腐敗しています。
今から歯の根の治療(根管治療)をしていきます。
根管が見えるようにします。
3本または4本の根管にアクセスできるよう、上部を開きます。虫歯も大体除去。
カリエスチェック(う蝕検知液)で、残ったう蝕を探します。
細菌が侵入した齲蝕象牙質は、赤く染まります。
カリエスチェック(う蝕検知液)で染まった虫歯1。
赤い部分が虫歯で、そこには菌が沢山います。
根管内に持ち込まないように、除去します。
う蝕を除去。
残った歯の質は白くなりました。
また、カリエスチェック(う蝕検知液)。
繰り返して調べます。
まだ虫歯が残っている。
きれいに見えても、実際はう蝕が残っているのです。
2回目う蝕除去。
だいぶきれいになりました。
3回目、カリエスチェック(う蝕検知液)。
繰り返して調べます。
まだ虫歯が残っています。
残ったう蝕を除去します。
ほぼきれい。
ようやく細菌が侵入した齲蝕象牙質を除去できました。
清潔な白い歯質になったのが分かります。
髄腔内からのう蝕検知液の適用は着色しやすいと思われますので、削合はこの程度で終えます。
髄腔内からの消毒に切り替えます。
歯の手前側が歯質の壁がありません。
コンポジットレジンで壁(=隔壁)を作り、唾液等の侵入を防ぎます。
隔壁を光重合レジンで作成。
隔壁のコンポジットレジンを光重合中です。
唾液等の侵入を防ぐ隔壁。
隔壁ができ、内部を消毒する準備ができました。
次回からの治療は、ラバーダムを装着しての根管治療となります。
左上の根管から排膿が見られます。
根管治療を勉強なさって下さい
このように細かい配慮を積み重ねた上での根管治療の成功です。
根の治療は、簡単に成功させてくれない事がわかります。
アメリカの根管治療専門医は、90数%の成功率を誇り、根管治療からコアまでが守備範囲。
最終補綴物は他院でなされますので、根管治療が失敗すると他院から苦情が出ますから、大きな責任と重圧を負って治療しているのです。
日本のようにラバーダムもせずに根管治療をせざるを得ないなど、アメリカでは考えられませんが、保険制度上の問題があり、日本の歯医者さんはまじめで技術はあるのにかわいそうです。
保険点数が少ないというのは、時間を頂けないということです。
ですから、再治療が必要なケースが多々あるのも仕方ないかもしれません。
これは、国の制度が大きく変わらない限りどうしようもないのです。
文句を言っても仕方ありません。
自分の身は自分で守るしかありません。
色んな情報を勉強され、受診の参考になさってください。
この例の
年代・性別 40代女性
治療法 根管治療
デメリット 時間がかかる
治療時間 回数 2時間1回 × 必要回数分
費用 60,500 × 必要回数分
根管治療
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の費用が必要となる事があります。
標準的な根管治療
うまく治療できた例
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