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歯医者のフッ素、毒性もあるかも。フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)等。
歯医者のフッ素は、代謝阻害、甲状腺機能低下などの可能性がある
ここでは、歯医者のフッ素の毒性、害をご紹介します。
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)
などが多いでしょう。
胃でフッ化水素になり、
代謝障害、甲状腺機能低下
緑茶にもあり、日頃から摂取している。
歯医者のフッ素(フッ化ナトリウム(NaF))は、
胃酸でフッ化水素(フッ酸)になる
飲み込まれた歯医者のフッ素(NaF)は、
胃酸HClに合うと、
フッ化水素(HF)と、NaClになります。
弱酸の塩と、強酸が出会うと、
強酸の塩と、弱酸が生じる
という化学の定石です。
フッ化水素(HF)の脂肪溶解度は、
ものすごく高く、
瞬間的に組織に取り込まれるそうです。
歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP))も、
フッ素を放出する
歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP))は、
唾液やプラークなど、口内にあるフォスファターゼで加水分解され、
フッ素イオンをだすそうです。
その後は、
フッ化ナトリウムと同様な、
反応が起きると思われます。
歯医者のフッ素は、エネルギー代謝(解糖系)を阻害する
解糖系とは
すべての生物が持つ、
細胞内のエネルギーを得る回路。
グルコースを分解し、
グルコースが持つエネルギーを、
使いやすい形にする代謝経路のこと。
その結果、
ピルビン酸が生成するというものです。
フッ素の阻害部位
解糖系の10段階のうち、9段階目を阻害。
9段階目では、
ホスホグリセリン酸が、ホスホエノールピルビン酸に変換されます。
フッ素は、この酵素、ホスホピルビン酸ヒドラターゼ(エノラーゼ)を阻害するそうです。
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなどが関係します。
こんな酵素だそうです
人間の解糖系も阻害される
多くの歯医者のサイトに、
「歯医者のフッ素は、
細菌の解糖系の、
ホスホピルビン酸ヒドラターゼ(エノラーゼ)を阻害し、
細菌が酸を作るのを抑制する。」
と書いておられます。
細菌の解糖系を阻害するなら、
人間の解糖系も阻害されるわけですが、
それには、触れられていません。
人間の解糖系への影響を無視する理由は、
- 使われる量が少ないと、無視している、考えようとしていない
- 細菌の解糖系と人間の解糖系は違うと思っている
- 人間の解糖系も阻害される事を知らない
という事かもしれません。
今の所、
即時的に、
歯医者でフッ素塗布なさった子供さんが
代謝が阻害され、
エネルギー状態が低くなった、
という経験はありません。
しかし、
歯医者のフッ素の影響が、
(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)
長期的にどうなのかは、分かりません。
人間の解糖系阻害の実例
血液検査で、血糖値の採血管は、
フッ化ナトリウムが添加されています。
これが、テルモ ベノジェクトII真空採血管(血糖検査)です。
ニプロのもあります。
この結晶に、
フッ化ナトリウムが含まれています。
テルモ ベノジェクトII真空採血管(血糖検査)の添加剤は、
- フッ化ナトリウム
- ヘパリンナトリウム
- EDTA-2Na
です。
上3つの添加剤は、どれも抗凝固剤として作用します。
フッ化ナトリウム、
EDTA-2Naは、
Caを除去するタイプの抗凝固剤です。
血液検査で、血糖を測定する場合、
赤血球の代謝で糖が使われ、
採血後の糖が減っていきます。
それを阻止するため、
フッ化ナトリウムのエネルギー産生阻害、
=人体の解糖系酵素であるエノラーゼを阻害する作用で、
赤血球の代謝を止めているのです。
こういう実例が存在しますから、
歯医者のフッ素は、確実に解糖系を阻害します。
歯医者のフッ素
モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、
フッ化ナトリウム
フッ化第一スズ
などでも同様でしょう。
フッ素は、低カルシウム血症を起こす
血中に入ったフッ素は、
カルシウムと結合し、離れません。
そのため、
血中カルシウム濃度が下がり、
ひどい時には、
テタニー(けいれん)、麻痺が生じる。
フッ素は 甲状腺機能を低下させる
同じハロゲン族の元素と、競合関係にあります。
フッ素や臭素は、
ヨードと席を奪い合い、
甲状腺のヨードレベルを低下させ、
甲状腺機能を低下させます。
以上の様に、
歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウムや、フッ化ナトリウム)は、
代謝阻害などの危険性がないわけではありません。
水道水フッ素化による、癌発生への影響
フッ素化により
癌が増えたと考えられるもの
- 口腔、
- 咽頭、
- 結腸、
- 直腸、
- 肝胆道、
- 泌尿器、
- 男性の骨がん
- 脳腫瘍
- T細胞系ホジキン病、
- 非ホジキンリンパ腫、
- 多発性骨髄腫、
- 皮膚の黒色腫、
- 単球性白血病など
減ったもの
- 唇、
- 皮膚の黒色腫、
- 前立腺、
- 甲状腺、
- 胃など
Regression Analysis of Cancer Incidence Rates and Water Fluoride in the U.S.A. based on IACR/IARC (WHO) Data (1978-1992)
Kosei Takahashi, Kenji Akiniwa, Kenichi Narita
著者情報
キーワード: fluoride, cancer, incidence, epidemio
2001 年 11 巻 4 号 p. 170-179
下の様に、水道水添加の濃度で害があるとする、論文もあります。
IACR / IARC(WHO)データ(1978-1992)に基づく米国の癌発生率と水道水フッ素化の回帰分析。
国際がん研究機関
Regression analysis of cancer incidence rates and water fluoride in the U.S.A. based on IACR/IARC (WHO) data (1978-1992). International Agency for Research on Cancer
Journal of Epidemiology 11(4):170-9 • August 2001
また、オレゴン大学ライナスポーリング研究所から発祥した、分子栄養学では、
- フッ素は糖代謝を阻害する
- 甲状腺機能を低下させる
と習いました。
フッ素元素の毒性は、下記をご覧ください
フッ素元素の おもしろい特性と 強い毒性
歯医者のフッ素の教科書的毒性
致死量
NaFとして5~10g(Fとして2.26~4.52g)
フッ素として、体重1kg当たり約45mg
フッ化ナトリウムとして、約70mgNaF/kg
急性毒性
2mg/kg
よく言われるのは、
「急性毒性を持つ量を飲もうとすると、大量で飲めないから、害はない。」
それは確かにそうです。
当院にお越しになる方が気にしておられるのは、
急性毒性などではなく、
微量元素としてのフッ素の害なのです。
慢性中毒
歯のフッ素症
飲料水中に1~2ppm以上のフッ化物イオンを
6~8歳程度まで飲むと発生する。
(日本の水道水フッ化物濃度基準は0.8ppm)
日本の宝塚市は、歯のフッ素症で有名です。
骨フッ素症
10~20ppmのフッ素を、
10年以上毎日摂取した場合に発生する。
歯医者のフッ素を歯に塗るか?(フッ素塗布)
歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)
を歯に塗るか?
ご選択にお任せします。
◎歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)で、
虫歯予防をしたい方もおられるでしょうし、
◎フッ素を使わなくても、
虫歯予防できる方もおられます。
○虫歯予防効果
○毒性
2つをお知らせします。
ご自身のご選択に、お任せします。
(このページの以下をご覧下さい)
私自身には、
歯医者のフッ素は使いません。
フッ素入りの歯磨き粉は、
何年も、買ってもいないし、使っていません。
もちろん、フッ素塗布もしません。
当院の治療にも、フッ素を含むものは、使わない様にしています。
フッ素を含む歯科用製品は沢山あります。
コンポジットレジンや、ボンディング剤、セメントなどです。
そのコンセプトは、治療後にも、フッ素を放出して、二次虫歯を防ぐというものです。
こちらもご覧ください(リンク)
フッ素元素の おもしろい特性と それゆえの毒性
医院として、歯医者のフッ素を推奨しない理由
当院にお越しの方は、
自然派、健康オタクの方が多いから。
石鹸や食べ物など、自然な物を好む方が多いのです。
歯医者のフッ素の効果は分かった。
でも、
ライフスタイルとして、人工物は避けたい。
それはそれで、良いと思います。
フッ素賛成派のご意見
虫歯予防に効果があり、
毒性は、使う量が少ないので無視できる
だから、すべきだ!
と言う事が多い様です。
フッ素反対の方々は、
予防効果は証明されていない
毒性がある
陰謀である
だから、すべきではない。
フッ素反対派の、
「予防効果は証明されていない」は、?です。
以下の様に、沢山の論文が探せます。
賛成派も、反対派も、
自分に都合の悪い所は、
見ない様にしているのです。
歯医者のフッ素の虫歯予防効果
歯医者のフッ素の虫歯予防効果は、
ほぼ証明されているのではないでしょうか?
二重盲検法のデータがあります。
フッ素を含む歯磨き粉の効果としては、
Jenson&Kohoutの、二重盲検臨床試験(上記)
対象、54歳以上の810人の健康な成人
フッ化物濃度、フッ化ナトリウムとして1,100 ppm
効果、歯冠(41%)と根面う蝕(67%)の発生率の有意な差が見られたそうです。
フッ素が効きにくい大人の歯でも、
これだけの効果があるそうです。
Heifetz SB, Horowitz HS:The amounts of fluoride in current fluoride therapies: safety considerations for children, ASDC J Dent Child, 51(4), 257-69,1984
歯医者のフッ素の陰謀説
フッ素は、
確かに、原子力産業で、
ウラン235の濃縮に使われています。
六フッ化ウランは、常温で気化しやすく、
ガスを遠心分離して、濃縮するのに便利
なのだそうです。
それで、
フッ素が廃棄物として余ったから、
歯に使う事にしたと主張されています。
しかし、
フッ素は、薬品、合成樹脂などに、
産業的に大量に使われているものです。
わざわざ歯に転用しなくても、
大量に使われているのですから、
捨て場に困って、歯医者のフッ素にしたというのは、
?です。
私には良く分かりません・・・
歯医者のフッ素は、成分はなに?
● モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、
● フッ化ナトリウム
などです。
歯医者のフッ素は、一般にフッ素と言いますが、
フッ素元素(F)と区別するために、
歯医者のフッ素と言います。
何でも沢山飲めば、害になる
例えば、食塩
食塩の 推定致死量
0.75-3g/kg
体重60kgの人なら、45-180gで死亡。
食塩の 推定中毒量
NaCl0.5-1g/kg
体重60kgの人なら、30-60gで中毒
機序
●粘膜刺激作用、
●血漿浸透圧亢進
●細胞内脱水、
●脳細胞の脱水
上記による組織障害で呼吸停止などが起こる
日本中毒情報センターから引用
https://www.j-poison-ic.jp/system/pmasters/view2/?infoid=O08100
塩は、日常的な調味料ですし、必須のミネラルですが、
大量に飲むと死亡に至ります。
日本では、自殺企図で醤油の大量飲用が見られるそうです。
普段は、調味料として、安全に使えます
放射線
100%致死線量
100Gy以上の被ばくで、数日以内に100%死亡。
50%致死線量(半致死線量)
数Gy以上の被ばくで、50%が死亡。
微量だと、ラドン温泉など
また、一方で、
健康にいいと言って、好む人もいらっしゃるわけです。
また、少量・長期連用の害
ステロイドの例
少量でも長期間使うと、
- 感染症
- 骨粗しょう症
- 動脈硬化
- 肥満
- 副腎機能低下
などの副作用があるそうです。
結局
- フッ素で、虫歯予防したい
- ライフスタイルとして、フッ素は避けたい
それぞれの方のお考えを尊重し、
中立的に、
対応させていただきます。
同じ元素からの化合物でも、体に良い化合物、毒の化合物、両方ある
歯医者のフッ素(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)
だけを取り上げて、害を強調するのも、
片手落ちな感じです。
また、
ある一つの元素を含む化合物は、多くの種類があります。
害があれば、無い物もあります。
セレンですと、
毒性のあるセレン化合物
無機セレン化合物の亜セレン酸は、メチル水銀と同等の毒性があります。
有益なセレン化合物
有機Se化合物の、
セレノメチオニン、セレノシステインなどは、
食物に含まれるセレンの摂取源で、
抗酸化作用がある、
必要なものです。
必須微量元素としては、
以下の様にたくさんの元素が必須栄養素です。
- カルシウム
- リン
- 硫黄
- カリウム
- ナトリウム
- 塩素
- マグネシウム
- 鉄
- フッ素
- ケイ素
- 亜鉛
- マンガン
- 銅
- セレン
- ヨウ素
- モリブデン
- ニッケル
- クロム
- コバルト
各ミネラルの元素は、
必須栄養素であると同時に、
足りなければ、欠乏症
多ければ、過剰症になります。
適正量がいいという、
常識的な結論になります
歯医者のフッ素を使う時(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)
- 歯磨き粉に入っている
- フッ素を塗る時
この2つがほとんどだと思います。
お嫌いな方は、
- フッ素の入っていない歯磨き粉を使う
- 歯医者でフッ素塗布をしない
- フッ素コーティングのフライパン、ポットを避ける
で充分防げると思います。
結論
歯医者のフッ素は、
上記を参考になさり、
上手にお使いください。
(モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)や、フッ化ナトリウムなど)
もし、
体の調子が良くないのが、長く続く時は、
- 歯磨き粉を使わずに歯磨きする
- 歯磨き粉を、フッ素入りでない物に変えてみる
- 牛乳を飲む
フッ素は、カルシウムと結合するため、
牛乳を飲んでおくのも、
フッ素の影響を減らすために良いかもしれません。
(牛乳のカゼインが問題になる方もおられますから、
体調を見ながらどうぞ)
自然派の方の歯磨き粉
重曹の微粉末 歯磨き粉
を作りました!
バイアス
ご自分の信条に沿ったフィルターで物事を見るから、
自分に都合の悪い情報は、見えにくくなります。
都合の良い情報だけ集め、
都合の悪い事には、見ないふりをする。
バイアスと言います。
自分にも起こり得ますから、
気をつけたいものです。
この記事を書いた人
亀田 浩司
理事長
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い歯科医療に携わりたく、自由診療専門に転換し、歯科医5人まで拡大。
その後、内容の深さを重視する診療に転換し、患者数1日2人にする。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
大切にしている事は3つ。1、ホリスティックな対応。2、精密で長持ちする治療。3、楽な治療(痛みを感じず、寝る事ができる)。
特に大切にしているのは、ホリスティックな対応。1、患者さんの心配を解消し、前に進む勇気を得る。2、歯の問題を学びとしてとらえる。3、よりハッピーな人生になる。