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歯茎が、腫れて出血する 歯周病は、顕微鏡でどう治療するのか?

歯周ポケットの中の歯石です 
顕微鏡で見ながら除去するのが確実です
以下に、
レントゲン、
歯石除去の詳細
治った歯茎 があります

歯茎 歯周病は、こちらもどうぞ(リンク)

「歯茎が、腫れて出血する」


歯茎の腫れと出血
「歯茎が腫れて、出血する」という事で、
ご来院でした。
歯と歯の間の歯茎(歯間乳頭)も、
腫れて、丸く膨らんでいます。
歯周病について、
よく勉強なさっておられます。
そう。
ご自分で積極的に色々なさる方は、
治療がうまくいきます。

歯茎は、腫れて、形が丸くなっています。



正面から見た写真です。

歯茎の腫れ
全体的に、歯の付け根の歯茎は、
歯の病的移動 歯並びの乱れ
上の前歯が、離れています。
歯周病で、歯が動いたのです。
下のレントゲンのように、
歯周病で、歯を植えている骨が溶けると、
歯は、勝手な方向に動くことが良くあります。

腫れて、形が丸くなっています。

レントゲン 骨が歯周病で溶けています


歯を植えている骨が、
半分程度、溶けています
歯の表面には、歯石が付いていて、
ゴツゴツしているのが分かります。
ご心配だと思いますが、
今分かって良かったと、
気持ちを切り替えましょう。

菌を染め出しました


表側は、割ときれいに、菌が落ちています。

この調子で、
お口の中を、清潔に保ちましょう。

今からでも、十分間に合いますから
気分を前向きに保ちましょう。

歯周ポケットを計測します


目盛りのついた、計測棒

(ポケット探針)を、
歯周ポケットに、差し込みます。
痛くない様に、やさしくします。

歯周ポケットは7mm


こんなに深く、

ポケット探針が入ります。
約7mm程度、骨が溶けた(骨吸収)
普通は、1-3mmしか入りません。
上顎1番の歯根長は、約12.1mm
歯周ポケット内に7mm入ったという事は、
歯根に歯茎が付着している部分
=ポケット探針が入っていけない部分
は、5mm程度と、予測されます。
つまり、
歯を支えている部分が、
12mm → 5mmになったという事。
ご心配なく。
ある程度、
歯周組織の再生も可能です。

隣の歯も、歯周ポケットを測定します



歯周ポケット内に、

ポケット探針を挿入する前です。

歯周ポケットは7mm



上顎2番の歯根長も、約12.5mm

隣の歯と、同じ様な状況です。
早く治療していきましょう。

歯周ポケット内の歯石

歯周ポケットを広げてみますと、
歯根表面に、
黒い歯石が付いているのが見えます。

歯周ポケット内の黒い歯石を、除去した後


根の表面は、きれいになり、
黒い歯石は、とれています。

歯の根についている黒い歯石


歯周ポケットを広げてみると、
歯根の表面に、
黒い歯石、茶色い歯石が
ついているのが見えます。

歯根の黒い歯石を除去した後


歯茎を広げてみると、
歯の根の表面についていた、
黒い歯石、茶色い歯石は、
歯石除去できているのが分かります。
治療後に、
治療がうまくいったか?
こうして写真で見ることができると、
いいですよね。

歯茎の腫れ 出血 治療後


歯茎の腫れがなくなった

歯と歯の間の歯茎(歯間乳頭)
の形は、丸く(腫れ)なくなっているのが
分かります。
歯茎の腫れが、なくなったという事です。
歯並びも治った
歯周病で、動いた前歯は、
自然に、すき間が閉じました。
矯正治療などしなくても、自然に歯並びが治りました。
頑張った甲斐がありました!

前歯の歯茎から、出血しません



器具で押さえてみます。
もう、前歯の歯茎から
出血や、膿は出てきません。

隣の前歯も、歯茎から出血は、止まりました


この様に、

歯周病で、歯茎が腫れて、出血している場合でも、
充分、治す事ができます。
歯茎の腫れや出血は止めることができます。
もう、
日常生活で、
歯茎の腫れ、出血を気にする事はなくなり、
口臭も改善しました。
良かったです!

歯茎があまり下がらないで、歯周病の治療ができました


治療前です。

歯周ポケットが7mmあった

歯周病の治療後です。
普通、
歯茎が下がってしまう事が多いのです。
今回も、歯茎が下がる程度が少なく済んでいます
歯周病の治療後は、

  • 歯茎が下がり、
  • 歯の根が露出したり、
  • 歯と歯の間の歯茎(歯間乳頭)がなくなったり、
という事がよくあります。
  • 食事をすると、ものがはさまり、不愉快
  • 見た目も悪い
  • 老けて見える
という事にもつながります。
歯茎が下がらない、歯周病の治療ができると、
治療後も快適ですね。

歯茎が下がらない歯周病治療

  • 手用スケーラーは使わない。
  • 根面の歯石は、やさしく除去する
  • マイクロスコープで見て、歯石を取りきる
などの工夫が必要です。

歯周治療中の感染防護

  • 他の患者さん
  • スタッフ
を守るために、
感染防護は必須です。
  • 口腔外バキューム
  • 術者は、エアマスクをして、
他から空気を送り、
治療現場の空気を吸わない工夫も必要です。

マイクロスコープによる歯周病治療

この例は、
普通の歯周病治療ではありません。
常時、マイクロスコープを使って、
歯根をデブライドメントするという方法です。
比較的弱い力で、やさしく根を扱います。

手用スケーラーは使いません

ご注意
手で持って使う、スケーラーという器具は、
ほとんど、使いません。
根の表面を傷つけ、
歯茎が再付着できなくなってしまいます。
歯周病は、気を付けて、病院を選びましょう。

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