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未完の気持ちケア。当院独自の気持ちのケアです。くつろげます。


未完の気持ちケア

当院独自の気持ちのケアです

なぜ、気持ちへのアプローチが必要なのか

くやしい事があると、夜、寝ている間に、歯ぎしりしている

  • 歯が壊れる、
  • その原因は、歯ぎしり 食いしばり
  • その奥の原因は、気持ち、脳

だから、気持ちのケアが大切だと思っています
これは、直感的に分かりやすいですよね

歯だけでなく、その方の人生をより良くするために、
とても大切な事と思っています

心理学を勉強してきた

  • 若い頃から、心理に興味があり、勉強してきました
  • また、ある大学の心理学教授にお願いして、勉強させていただいた時期もあります
  • 20年間、自由診療専門の歯科として、カウンセリングなどをしてきましたし、
  • 色んな心理技術に関して、継続的に研修してきました

この様な経験から、私なりにお役に立てる事があると思っています

人生を豊かにする心理的技術について、
機会がある毎に、
お伝えしていこうと思います

とりあえずユング先生

日本の心理学でとても有名なユングについて
簡単に触れておきます

ユングの人生の目標とは、自己実現

自我と自己を統合した全体的な自己になる事
その事により、人格を完成させる事
自己実現と言っても
個人の潜在能力を実現するという事ではありません

人格の完成とは、

自我を突き破って、無意識の部分も含んだ全体的な自己を実現する事
皆様の価値観は色々あるでしょうが、
ユング先生はこの様に言っているという事です

タイプ理論

  • 外向タイプ 
  • 内向タイプ

良く知られているタイプ分類です
ユングは、
人間は大別して
外向タイプと内向タイプがある

さらに

  • 思考タイプ
  • 感情タイプ
  • 感覚タイプ
  • 直感タイプ

の四つの心理機能タイプに分かれる
としました

人は、一つのタイプが発達していて、
他のタイプは未発達になりやすい

それがいけないのではなく、
平板の様ではつまらない
凹凸があるから、光と影ができ、立体的に生き生きと見える

心の構造

ユングのいう心とは、以下からなります。

  • 意識
  • 個人的無意識
  • 集合的無意識
  • 自我とは、意識の中心点
  • 自己とは、意識、無意識を合算した心の中心

集合的無意識とは、

なじみがない言葉ですが、
ユングが、精神病者の治療に当たっている時、
多くの人に現れた、共通した象徴の事です
それを元型といいます

元型

  • ペルソナ
  • アニマ
  • アニムス
  • グレートマザー
  • 老賢者
  • 自己

などがあります
心の奥深く隠されていて、意識されることはありません

原始心像

それが、意識上に現れ、
知覚されたものを、
原始心像とよびます

元型

心の影(シャドウ)

とても有名な言葉ですね
簡単に言うと、その人が否定している心の側面の事です
自分の全体性の獲得につながる、きっかけとなります

心の影は、
日ごろ意識することがないが、人生に大きな影響をもつ事があります
嫌悪感、嫌な感情を持つときには、この心の影が影響しているかもしれません

例えば、

「物事をテキパキと進めるのが良い」という信条の人は、

「慎重で、何事もよく考えてから行動する」という人を見ると、イライラします
この人は、

  • 慎重さという側面を抑圧していて、
  • 考えてどうなるとか、
  • 歩きながら考えればいいとか、

思っているわけですから、
慎重さを、

  • 勇気のなさとか、
  • 優柔不断などととらえ、
  • 否定してきます

そして、その人に嫌悪感をもつ事を、「投影」といいます
実は、
「自分の中の嫌な面を、
他人の中に見つけて、嫌悪する」
という事が起こっているわけです

さらに、
「投影」は、防衛機制の1つですから
自分を守る働きが自動的に起こります

自分が嫌悪しているのではなく、相手が自分の事を嫌っているからだ
だから、
自分のせいではないという風に、自分を正当化していくのです

人の事をけなす人、批判をよくする人は、
人の事を下げる事で、
相対的に自分の価値を持ち上げようとします

しかし、
いくら他人を批判しても、自分は何も変わりませんから、
自分が高みに上がったと、勘違いしているだけなのです

自分が高まるためには、
自分の中にある「心の影」を認める事
しかし、
「心の影」は、自分の中に見つける事は難しい
自分の外の世界に現れることが多い

人に対して嫌悪感を感じた時は、
自分の心の中にある、自分が否定している部分を、
その人の中に見つけて、嫌悪するという状況になっているのです

そして、
自分もその嫌な部分を持っている事を認め、
許していく

こうして、
自分の全体性を獲得し、
人格を向上させいくとの事です
ユングは
人格の向上は、何にも代えがたい貴重なもの
という意味の事を言っておられます

だから、
嫌な事に直面した時は、
自分の心を見つめ直し、人格を向上させるための
貴重な機会と捉える
私は、今回、この事から何を学ぶのか・・・

シャドウに関して
ユング先生は
ドイツという国が総体として、
ナチス的要素が盛り上がり、そして崩壊する
という事を予言したことでも有名だそうです

ペルソナ(仮面)
社会的な要請で、その場に応じて、それらしく振舞うという事です
そうする事で、自分を守り、心のバランスを保っています
ペルソナは、
時と場合によって変わりますから、
本来の自分に近い事もあれば、遠く離れている事もあるでしょう
自己とペルソナに距離があれば、葛藤が生まれます
自己の一面の抑圧にもつながります
ペルソナを演じる際のシャドウは、
社会的に適応したペルソナに対し、

  • 不道徳
  • 不適応
  • 反倫理的
であることが多くなります

心の影(シャドウ)のケア
社会的なペルソナと、シャドウの関係からみると、
シャドウを抑圧した方がいいではないかという事になりますが、
抑圧されたシャドウは、眠っていません

大げさに言えば、
突如、表にふき出し、
人生をめちゃくちゃにしてしまう様なでき事となって、
外から突然現れたりするのです
心の影の働きを知っていれば、
この様な事は、未然に防げる可能性があります

以上の通り、
心を良く知り、
心の影(シャドウ)をケアしていく事
とても大切ですね

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