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変色した詰め物をきれいにできる マイクロスコープで治療

よくある変色です

コンポジットレジンの周囲が変色しているのをよく見ます
マイクロスコープやラバーダムを使わない事も、大きく影響するでしょう
今回は、変色したコンポジットレジンを、詰め直した例です。

1、ラバーダムを装着します


矢印の歯の付け根部分2か所を治療しますので、ラバーが邪魔にならないように工夫しました。

2、詰め物に変色と大きな段差があります


段差に汚れ(歯垢)がたまりやすく、歯肉にとっても良くない状態です。 

3、染め出しをして汚れを確認します


4、詰め物を慎重に削っていきます


5、う蝕検知液を何度も使って、虫歯もすべて取り除きます


6、古い詰め物や虫歯のない、きれいな状態になりました


7、付け根に覆いかぶさっている歯肉を絹糸で圧排します


肝心な歯と詰め物のつなぎ目が歯肉で覆われているので、このまま詰めるとどうしても段差ができてしまいます。歯と歯肉の間にある溝(歯肉溝)に絹糸を入れて、歯肉を少し押し広げることで、境界がわかりやすくなります。(歯肉圧排) 
この手間が、詰め物が長持ちするかどうかのポイントにもなります。

8、コンポジットレジンを詰めていきます


フローのコンポジットレジンで象牙質をしっかり覆ったあと、ペーストのコンポジットレジンを詰めていきます。 

9、筆も使って付け根もつなぎ目も段差がないように慎重に整えます


10、光で固めます(光重合)


11、きれいに仕上がりました




このようにマイクロスコープを使って、手間と時間をかけて丁寧に治療すると、詰め物も長持ちします。
詰め物が長持ちするということは、歯も歯肉も長く健康でいられるということです。
詰めてはまたダメになり頻繁に治療を受けるという、負のサイクルから脱却できます。
このような、精密な治療をご希望の方は、アルパーク歯科・矯正歯科までどうぞ。

この例の
年代・性別   40代 女性
治療法     コンポジットレジン充填
デメリット   歯の削除
治療回数 時間 1回2時間
費用      56,100

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