Blog
ブログ

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた。

割れた歯は、接着して治療できる可能性が高いです。
予防もできると思います。

ひび割れた歯の接着治療例

ひび割れ+クラウンの例1

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた。,歯のひび割れの画像,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

この方も、噛むと痛いという事で、ご来院でした
矢印の方向に、ひびが入っています

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた。,歯の内部のひび割れの画像,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

ひびは、かなり内部まで入っていました
ひびが開かない様に、クラウンにします。

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた。,クラウンで噛めるようになった写真,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

セラミック冠をかぶせると、噛めるようになられました。

ひび割れ+クラウンの例2

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた。,破折歯の画像,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

「破折歯接着」治療です。

歯のひび割れ 噛むと痛い歯が、接着、冠を作って残せた写真,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

ひび割れが軽度なら、
冠をかぶせると、噛めるようになります。

完全な割れ+抜歯+接着+再移植の例1

完全にひび割れた歯の画像,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

完全に割れた歯は、
割れた歯を取り出し、接着して、元の穴に植えます。

完全にひび割れた歯がクラウンで噛めるようになった画像,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

これで、元の様に噛めるそうです。
ひび割れた歯でも、接着すれば、当面、抜かなくて済みます。

北大の先生によると、
ひび割れた歯の抜歯して接着する治療は、7年は持ちそうだという治療です。

完全な割れ+抜歯+接着+再移植の例2

歯がバラバラにひび割れた写真,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

歯がバラバラに割れています。

バラバラにひび割れた歯が噛めるようになった写真,変色の写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック

黄色い印の長さのブリッジでした。
元の様に噛めるようになりました。

できる時(適応症)

こんな時に、ひび割れた歯の接着ができます。
歯を壊さずに取り出せる時。
割れた歯を合わせて、歯の形が復元できる時。

できない時(非適応症)

こんな時は、歯は使えないか、接着できないので、抜歯になる事が多いと思います。

根が2本~3本の歯。
取り出せても、根が開いているため、元に戻せない事が多いです。

割れた破片が多く、歯を復元できず、接着できない時。
虫歯など、歯の状態が良くない時。

破折歯接着のメリット

接着の最大のメリットは、
すぐに抜かなくてよい。ことでしょう。
抜歯後の、
ブリッジ、インプラント、義歯をしなくて済みます。

自分の歯が残せたという満足感もあるでしょう。

もし、後年、この歯が持たなくなった時は、
ブリッジ、インプラント、義歯は、後からでもできます。

破折歯接着のデメリット

1,破折歯接着後は、いつまで使えるかよく分からない

7年は持つのでは?
これを否定的にとらえると、
やらない方が良いとなります。

2,割れ目の接着材に、歯茎がつかない。

割れた歯を張り合わせた接着面に、薄い接着材の層ができます。
接着材ですから、歯茎はつきません。
幅の狭いポケットの様になる可能性があります。

歯科医のタイプにより、立場が違う

インプラントが好きな歯科医は、
デメリットを強調する傾向にあるかもしれません。
抜いてインプラントという流れになるでしょう。

歯を残したいという歯科医であれば、
やってみる価値はあるという立場になると思います。

どちらの治療にするかは、
その2つの立場から、患者さんに説明して、
患者さんの選択になると思います。

インプラントをドンドンやりたい先生もいれば、
インプラントにならない様に、歯の保存を第一に考える先生もいて、
歯科医の立場も、二分化しています。

当院は、インプラントを避け、歯を残したい歯医者です。

代替案

放置

一番良くない選択です。
ひび割れた歯は、化膿することが多く、
化膿すると、周囲の骨が溶けてしまいます。
化膿は体に良くありません。

早めの治療が良いでしょう。

抜歯+放置

歯の放置による化膿はなくなりますが、
歯がない事で、骨がやせてしまいます。

抜歯+ブリッジ

前後にブリッジの支台となる歯があれば、いいと思います。
取り外しがない。
歯を削る。

抜歯+インプラント

問題の歯の部分だけのインプラントで済ます事ができます。
前後の歯は何もすることはありません。
取り外しはありません。
外科処置や、人工物の埋め込みが必要です。

抜歯+義歯

歯は削りたくない。インプラントもしたくない時によいでしょう。
取り外して、掃除します。
案外、異物感も少なかったりします。
なんといっても、名前が義歯です。名前で嫌がる方も、、、

破折歯接着の費用

66,000~110,000円(税込)
+セラミック冠の費用が
必要な事が多いです。

歯のひび割れの症状

  • 差し歯が取れた
  • 急に歯がグラグラする
  • 噛んだら痛い。
  • 歯が急に痛くなる
  • 虫歯じゃないのに歯が痛い
  • 噛んだら急に歯が割れて、激痛

ひび割れによる抜歯の頻度


割れ(破折)による抜歯は、17.8%です。
厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 歯の喪失の原因 から、一部改変

ご存じでした?
歯が割れて抜くが、約20%。。。

歯をぶつけて、抜歯と思っておられませんか?

違いまーす。
治療の現場では、
食いしばって、歯が割れる事が圧倒的に多いです。

歯のひび割れで抜歯になるケースは、
40~50代になると、急に増えます。
下の「歯のひび割れの原因」をご覧ください。

歯のひび割れの原因

歯がヒビ割れるのは、
「力」「熱」「乾燥」などで起こると言われています。

   一番可能性のある「力」について分類すると、
1,事故(ぶつけた。ご飯に石が入っていて強く噛んだ。など)
2,噛む筋の力(咀嚼筋力)
1,事故は少ないし、不可抗力とすると、

多くの原因は、強い「咀嚼筋力」となります。

食事で歯にかかる力は,2〜15kg
最大咬合力(臼歯)は、男性平均42.7kg,女性平均36.5kg
睡眠中の歯ぎしりの最大値は81.2kg
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjps1957/42/5/42_5_740/_pdf など
睡眠中の歯ぎしり、食いしばり、タッピング(カチカチさせる)運動は、成人の約60%にみられる。
睡眠中の歯ぎしりは、成人の8~10%らしいです。
睡眠中の歯ぎしり、食いしばり、タッピングを合わせて、RMMA(律動性咀嚼筋活動)と呼ぶそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/josm/3/1/3_10/_pdf

案外少ないと思いますよね。

しかし、しかし、
睡眠時の歯ぎしり、食いしばりは、
測定が難しくて、良く分かっていないのです。

実際、
睡眠時無呼吸の入院検査をした事がありますが、
装置をいっぱい着けますので、よく眠れませんでした。

『「RMMA」の歯への影響は多い』
自由診療専門で20年やってきた私の印象です。

歯医者にくる歯の悪い方は、
「強い咀嚼筋力」「RMMA」が多いと、考えられるかもしれませんし、
「RMMA」をするのは、毎日じゃなく、時々する。その時の力が、歯に影響する。
と言えるのかもしれません。

結局、日常的には、
「どの程度歯に影響しているか?見た方が早い。」という事になります。

歯ぎしりや食いしばりが何回起こっているか調べるのではなく、
歯ぎしりや食いしばりで、歯にどんな影響が出ているか?
これなら、お口を見ればすぐ分かる。という事です。

これは、歯がひび割れる前兆とも言えます。

補足
「熱」については、コーヒー程度の熱さでは、ひび割れしないでしょうし、
「乾燥」も、よほど長期間カラカラにしない限り、ほとんど関係ないでしょう。

歯がひび割れる前兆

  • 顎の骨に、ゴツゴツとしたコブ(骨隆起)がある
    嚙みしめと骨隆起の画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック
  • 頬や舌に歯の圧痕がついている
    嚙みしめと頬舌の圧痕の画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック
  • お顔のエラが張っている
    嚙みしめとエラが張っている画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック
  • 歯の噛み合わせや、根本がすり減っている
    嚙みしめと歯がすり減っている画像,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック
  • 顎や、首、肩がこっている 押さえると硬い所がある
    嚙みしめと、顎、肩、首がこっている写真,広島市,西区,草津新町,アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック
  • 歯がしみる
  • 歯が割れた事がある
  • 歯周病がひどい
  • 寝ている時、噛みしめているのを自覚している

強い「咀嚼筋力」の歯への影響

1,ひび割れから、ばい菌が入り、虫歯になる。
2,歯の負担過重から、歯槽骨の負担過重になり、歯周病になる。
3,ひび割れが深くなり、歯が割れる。

強い咀嚼筋力が歯にかかり、トラブルを起こす。
つまり、歯への負担過重という事です。

負担過重による抜歯は何%かと考えると、
虫歯、歯周病を加えますから、
単なる割れによる抜歯より、多いと思われます。

以下は推測です。
虫歯と歯周病の1/4に、ひび割れが関わっているとすると、
以下の割合になります。

虫歯の1/4と、歯周病の1/4を、割れに加えてみました。

   ひび割れ(破折)による歯の喪失は35%程度になり、
一番多くなりました。

実際は、これに近いのではないかと思っています。
歯のひび割れは思ったより多いですから、
ひび割れの治療は重要だし、予防も大切だと思います。


歯のひび割れの予防

睡眠時にマウスピースをする事で、歯に過大な力がかかるのを防止できます。
それが、歯のひび割れを予防し、歯を長持ちさせます。

マウスピースの種類
色んな種類があります。
上下とも装着で、歯列全体につけるもの
上下どちらかで、歯列全体につけるもの
上下どちらかで、歯列の一部分につけるもの

患者さんの感覚
歯列全体のマウスピースでも、使える方もいれば、
大きなマウスピースは、異物感でできない方もおられます。
その方の感覚に合ったマウスピースの形を選びましょう。

   過去のご経験から、
こんな形のマウスピースはできた、できなかった。
または、初めてなので分からない。
というお話をして、決めればいいと思います。





一覧へ戻る

この記事を書いた人

亀田 浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い歯科医療に携わりたく、自由診療専門に転換し、歯科医5人まで拡大。
その後、内容の深さを重視する診療に転換し、患者数1日2人にする。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
目標「あなたもできる20年虫歯なし」
そのために大切な事3つ。1、ホリスティック(全人的)な対応。2、精密で長持ちする治療。3、楽な治療(痛みを感じず、寝る事ができる)。
特に大切にしているのは、ホリスティックな対応。1、患者さんの心配を解消し、前に進む勇気を得る。2、歯の問題を学びとし、心をセルフケアする。3、よりハッピーな人生になる。