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銀歯の下に虫歯があった コンポジットレジンで治せた 小臼歯

銀歯の下の虫歯 コンポジットレジン小臼歯

よくある銀歯です。
多くの場合、銀歯の下に虫歯がある事が多いのです。
外から見ても、分かりません。

銀歯(メタルインレー)は、約10年持つことが示されています。

10年持つのか、10年しか持たないのか。
たった10年。と、私は思います。

アルパーク歯科の目標「あなたもできる。20年虫歯なし」
のために、できることを、下に書きます。

1回ちゃんと治療したら、ずっと長持ちしてほしいと思っています。



色素をつけるとすき間があるのが分かります。

どうして後から虫歯ができるのでしょう?
上の写真の様に、
歯と銀歯の境目に隙間から、虫歯ができる可能性が考えられます。

銀歯と歯の境目は、
できるだけ、隙間なく、段差なく、

外形のつながりは、
同一平面状で、同一局面上で、連続であればよいでしょう。

詰め物の形を、歯に合わせて調整する。
その調整は、
かなり時間がかかります。

1本のセラミックの詰め物を装着する時間は、
アルパーク歯科では、
2時間とっています。

1本の詰め物に2時間調整するって、何を調整するの?

信じられないかもしれませんが、
テキパキと調整しても、
私がいいなと思う理想まで調整しようと思うと、
2時間かかったし、今も、2時間かかります。


銀歯のふちに赤く残っているのは菌です。


中が黒くなっています


虫歯も深いようです


●このように、銀歯の下には、虫歯がある事が多いです
銀歯の治療をした時に、虫歯が残っていたことが考えられます。

どうして虫歯が残るのでしょうか?

●急いで治療していると、ちょっとくらいいいか、となる事もあるでしょう。
この気持ちの焦りとか、時間的制約が、
治療に大きく影響します。

●う蝕検知液を使っていないのかも知れません。
う蝕検知液とは、
虫歯を赤く染色する、染色液。

削る道具で、軟かい虫歯を削り取り、
硬い健康な象牙質になったと思っても、
一部だけ虫歯が残っていたり、
隅の方に虫歯が残っていたりするのです。

そのため、
少し残った虫歯を、う蝕検知液で染め出して、
全部取り除くことが大切です。
それには、時間がかかります。

ですから、
アルパーク歯科では、
充分な治療時間を確保することが第一と思っています。
短時間治療は避けています。


虫歯を齲蝕検知液で染めます


深部の赤く染色した部分は神経に近いため取ってはいけません


エナメル質と象牙質の境目にわずか赤い虫歯が残っています


きれいに取れました


反対側の壁はOKです


深部に神経を守る薬を塗ります


表面処理


隣の歯との壁を作るための作業


隣接面の壁ができました


コンポジットレジン充填の出来上がりです


では、
再治療の原因は、二次虫歯で、
銀歯(メタルインレー)が約7割、コンポジットレジンが約8割となっています。

二次虫歯を防ぐためには、
歯ブラシ、フロスをすることですが、

その前提として、
すき間や段差がなく、
歯磨きをしたら、サッと歯垢が落ちやすい詰め物をする
という事が、とても大切と思っています。


この例の
年代・性別 30代女性
治療法   コンポジットレジン
デメリット 歯の削除
治療時間  2時間
費用    88,000

当院のコンポジットレジン 概要 デメリットなど 詳細
https://www.alpark-dental.com/composite_resin










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この記事を書いた人

亀田 浩司

医)アルパーク歯科・矯正・栄養クリニック 理事長

自由診療専門歴約20年の歯科医。
長崎大学歯学部卒業、広島大学歯学部付属病院をへて、アルパーク歯科開業。
より良い歯科医療に携わりたく、自由診療専門に転換し、歯科医5人まで拡大。
その後、内容の深さを重視する診療に転換し、患者数1日2人にする。
一般的な歯科治療に満足できない患者さんが来院している。
目標「あなたもできる20年虫歯なし」
そのために大切な事3つ。1、ホリスティック(全人的)な対応。2、精密で長持ちする治療。3、楽な治療(痛みを感じず、寝る事ができる)。
特に大切にしているのは、ホリスティックな対応。1、患者さんの心配を解消し、前に進む勇気を得る。2、歯の問題を学びとし、心をセルフケアする。3、よりハッピーな人生になる。

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