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親知らずの抜歯が、ほぼ無痛でできました
痛くなく親知らずが抜歯できたので、お喜びです。
抜歯後の、患者さんとのツーショットです。
目次
- どんな、親知らずだったのでしょうか?
- 伝達麻酔の進化など
- ご注意
1、どんな、親知らずだったのでしょうか?
よくある親知らずです
こんなタイプの親知らずの抜歯は、そんなに難しくありません。親知らずの頭(歯冠)の大部分が見えています。
難しいのは、歯茎に隠れて全く見えない、レントゲンで見ると、真横になっている、という親知らずです。
すでに、麻酔は充分効いています。
分割抜歯
7番目の奥歯(第2大臼歯)の後ろに、親知らずが食い込んでいますので、親知らずの歯冠を適切な大きさだけ、落とします。
分割片の除去
歯冠の一部は、確実に取り出します。
いよいよ抜歯です
へーベルとか、エレベーターと呼ばれる抜歯用器具で、親知らずを穴から取り出します。
出てきました
抜歯後の穴です
削除粉や、親知らず周囲にいた菌を、きれいに洗浄します。
穴は、数か月後には、何事もなかったかのように、平らになります。
抜歯後は、ガーゼを噛みます
止血のため、ガーゼを噛みます。
親知らずと削除片
短くずんくりとした、かわいい親知らずでした。
2、伝達麻酔の進化など
以上の、親知らずの抜歯は、麻酔から、全く無痛で治療できました。伝達麻酔の進化のおかげです。
今回の下顎孔伝達麻酔法は、近位伝達麻酔法と言います。針の入れる深さは浅く、薬液の量が少なくても、安全に適切な麻酔が得られるものです。
以前の下顎孔伝達麻酔は、針を入れる深さも深く、量も数倍必要でしたし、神経を傷つける可能性があったので、敬遠されがちだったのです。
新しい下顎孔伝達麻酔の特徴
- 安全。針を深く入れないので、神経に針先が当たる事がなく、安全です。
- 確実。麻酔が効かず、麻酔のやり直しという事がほとんどありません。時間の節約にもなります。
今回は、念のため、浸潤麻酔を、外側寄りにもう1本追加してあります。
麻酔法の研究
当院の様に、無痛麻酔、無痛治療を心がける医院は、常に麻酔法の研究をおこたりません。 最近では、麻酔も、顕微鏡を用いて行うようになりました。針先の繊細な扱いができるのです。
3、ご注意
当院は、親知らずの抜歯だけという単発のご依頼は、お引き受けできかねます。
当院は、「20年 虫歯 歯周病なし」を実現したいという、自由診療専門の歯科医院です。
よろしくお願いいたします。
この例の
年代・性別 30代女性
治療法 抜歯
デメリット 外科手術が必要
治療時間 回数 2時間1回
費用 25,300
当院の標準的な 抜歯 費用
https://alpark-dental.com/toothextraction_price
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