Anesthesia
麻酔薬のトラブル
歯医者の麻酔で心臓がドキドキするのですが・・・
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- 01
- 「待てば大丈夫です。」だけで良いのか?
歯医者の麻酔で、心臓がドキドキして、麻酔や治療を中断することがあります。
「数分後には、何もなくなり、麻酔を再開できることがほとんどなので大丈夫です。」
と、一般的には書いてあります。
確かに、大丈夫なことが多いのです。
でも、心臓がドキドキしなくなるまで待つ以外に、
何かできる対策はないのでしょうか?
なぜ、対策を考えるのか?
心理的な不安と、心臓がドキドキするなどが重なると、
パニック障害などに発展する可能性もあるから、
それが、防げたらいいですね。
また、
最初から、心臓がドキドキする事なく、リラックスして、治療できるといいですね。
と思うからです。
「数分後には、何もなくなり、麻酔を再開できることがほとんどなので大丈夫です。」
と、一般的には書いてあります。
確かに、大丈夫なことが多いのです。
でも、心臓がドキドキしなくなるまで待つ以外に、
何かできる対策はないのでしょうか?
なぜ、対策を考えるのか?
心理的な不安と、心臓がドキドキするなどが重なると、
パニック障害などに発展する可能性もあるから、
それが、防げたらいいですね。
また、
最初から、心臓がドキドキする事なく、リラックスして、治療できるといいですね。
と思うからです。
- 02
- 「歯医者の麻酔で心臓がドキドキ」は交感神経が関係している
歯医者の麻酔で、心臓がドキドキするという事は、交感神経が関与している、体性-内臓反射と思われます。
例えば、
歯医者の麻酔で、皮膚や粘膜に痛み刺激が加わると、
交感神経が亢進し、心拍数や血圧が増加し、心臓がドキドキするという反射です。
自律神経には、
交感神経が亢進し、心拍数や血圧が増加し、心臓がドキドキするという反射です。
自律神経には、
交感神経と副交感神経があります。
交感神経は活動時に働き、副交感神経はリラックス時に働きます。
交感神経は、
敵と出会ったとき、攻撃か逃走か?(Fight or Flight)の神経と言われています。
心拍数は増え、心収縮力も増えます。
まさに、「歯医者の麻酔で心臓がドキドキ」状態です。
血管は収縮し血圧は上がり、
グリコーゲンが分解され筋のエネルギーとなります。
手は、冷や汗が出て、武器を持ったり、木に登ったりする時に、手が滑らないようにします。
皮膚の血流は少なくなり、けがによる出血を少なくします。
消化器系は、全面休業です。
戦いの時は、排尿などしている暇はありませんから、膀胱はゆるみ尿をため、膀胱の出口の筋肉は締まり、尿が出ないようになります。
立毛筋は、交感神経のみ分布していて、怒った猫の背中の毛が逆立ちます。
副交感神経は、
リラックスと栄養の摂取です。
唾液は良く出て、消化器は働き、グリコーゲンの合成など、栄養を貯めます。
歯医者の麻酔で心臓がドキドキする方は、まさに、この戦いか逃走の中にいるのです。
歯医者の麻酔をするんだという緊張で、交感神経が活発化しているので、
以上の様な反応が起こりやすくなっていて、
心臓がドキドキするという反応につながっています。
主に、歯医者の麻酔の不安、歯医者の麻酔の痛みが原因となり、
それを増幅する仕組み(遺伝や過去の歯医者での経験など)ができあがっていると思われます。
この時の交感神経の働きは、主に2つ考えられます。
1、ホルモンを出させる働き
副腎髄質でアドレナリンが作られ、血液の循環を介して、
心臓がドキドキするというものです。
2、神経伝達の働き
交感神経から直接命令が伝達され、心臓がドキドキするものです。
交感神経末梢では、ノルアドレナリンが放出されます。
ホルモンによる血行性ですと、反応は数分後になります。
歯医者の麻酔薬が体に回ってとか、
歯医者の麻酔の痛み刺激でホルモンが出て血液で全身に運ばれて、
心臓がドキドキする影響が出る事になります。
神経伝達性ですと、反応は早くなります。
歯医者の麻酔の痛み刺激が、神経伝達を介して、すぐに影響が出る場合です。
歯医者の麻酔を始めた直後に、心臓がドキドキする反応が起きているなら、
神経伝達性に影響が出ている可能性が高いと思われます。
交感神経は活動時に働き、副交感神経はリラックス時に働きます。
交感神経は、
敵と出会ったとき、攻撃か逃走か?(Fight or Flight)の神経と言われています。
心拍数は増え、心収縮力も増えます。
まさに、「歯医者の麻酔で心臓がドキドキ」状態です。
血管は収縮し血圧は上がり、
グリコーゲンが分解され筋のエネルギーとなります。
手は、冷や汗が出て、武器を持ったり、木に登ったりする時に、手が滑らないようにします。
皮膚の血流は少なくなり、けがによる出血を少なくします。
消化器系は、全面休業です。
戦いの時は、排尿などしている暇はありませんから、膀胱はゆるみ尿をため、膀胱の出口の筋肉は締まり、尿が出ないようになります。
立毛筋は、交感神経のみ分布していて、怒った猫の背中の毛が逆立ちます。
副交感神経は、
リラックスと栄養の摂取です。
唾液は良く出て、消化器は働き、グリコーゲンの合成など、栄養を貯めます。
歯医者の麻酔で心臓がドキドキする方は、まさに、この戦いか逃走の中にいるのです。
歯医者の麻酔をするんだという緊張で、交感神経が活発化しているので、
以上の様な反応が起こりやすくなっていて、
心臓がドキドキするという反応につながっています。
主に、歯医者の麻酔の不安、歯医者の麻酔の痛みが原因となり、
それを増幅する仕組み(遺伝や過去の歯医者での経験など)ができあがっていると思われます。
この時の交感神経の働きは、主に2つ考えられます。
1、ホルモンを出させる働き
副腎髄質でアドレナリンが作られ、血液の循環を介して、
心臓がドキドキするというものです。
2、神経伝達の働き
交感神経から直接命令が伝達され、心臓がドキドキするものです。
交感神経末梢では、ノルアドレナリンが放出されます。
ホルモンによる血行性ですと、反応は数分後になります。
歯医者の麻酔薬が体に回ってとか、
歯医者の麻酔の痛み刺激でホルモンが出て血液で全身に運ばれて、
心臓がドキドキする影響が出る事になります。
神経伝達性ですと、反応は早くなります。
歯医者の麻酔の痛み刺激が、神経伝達を介して、すぐに影響が出る場合です。
歯医者の麻酔を始めた直後に、心臓がドキドキする反応が起きているなら、
神経伝達性に影響が出ている可能性が高いと思われます。
- 03
- 神経伝達物質について
三大神経伝達物質は、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンがあります。
セロトニンは、三大神経伝達物質の一つで、幸せホルモンと呼ばれています。
セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの働きをコントロールし、
精神を落ち着かせる方向に働きます。
痛み感覚を抑制する働きがありますから、
セロトニンが不足すると痛みを感じやすくなります。
セロトニンは、三大神経伝達物質の一つで、幸せホルモンと呼ばれています。
セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの働きをコントロールし、
精神を落ち着かせる方向に働きます。
痛み感覚を抑制する働きがありますから、
セロトニンが不足すると痛みを感じやすくなります。
- 04
- セロトニンを増やすには?
セロトニンが不足すると、
ノルアドレナリンをコントロールしにくくなり、
痛みを感じやすくなるのですから、
セロトニンを、充足した状態にしておきたいわけです。
セロトニンを増やす方法
必須アミノ酸のトリプトファンを摂取する。
朝、日光を見て、網膜の刺激から、セロトニンを活性化させる。
リズムの良い運動。散歩、ジョギングなど。調息。咀嚼。
人との楽しいかかわり。
ノルアドレナリンをコントロールしにくくなり、
痛みを感じやすくなるのですから、
セロトニンを、充足した状態にしておきたいわけです。
セロトニンを増やす方法
必須アミノ酸のトリプトファンを摂取する。
朝、日光を見て、網膜の刺激から、セロトニンを活性化させる。
リズムの良い運動。散歩、ジョギングなど。調息。咀嚼。
人との楽しいかかわり。
- 05
- 「歯医者の麻酔で心臓がドキドキする」対策
歯医者の麻酔で心臓がドキドキしなくて済むようにするには、
交感神経を落ち着かせ、セロトニンを増やす。
というのが良いかもしれません。
具体的には?
日頃、
歯医者では、痛みが少ない麻酔を工夫しておく。
歯の治療時は、できるだけ、たのしくやさしく。
歯医者で、治療前に、おいしい食品を食べるのもいいかもしれません。
食事は、交感神経レベルを下げ、副交感神経を優位にします。
咀嚼で、セロトニン活性を高める。。。
どうでしょうか?
これで、歯医者の麻酔で心臓がドキドキするのも、少なくなるのではないでしょうか?
当院は、自由診療の歯医者ですから、
治療時間は、長くとれます。
自律訓練法ができますから、
心を落ち着かせ、気分が楽になると思います。
自律訓練法は、少し時間がかかりますから、
普通の歯医者では、行う時間はないでしょうね。
当院では、自律訓練法も、何回もくりかえし、
ご本人さんが、ご自分のコントロールが上手になれるよう、
工夫しています。
食事や咀嚼が必要でしたら、
おいしい食べ物をお出しする事もできるでしょう。
うちのような自由診療の歯医者は、
色んな対策をする時間があります。
相談しながら、治療していきましょう。
以上、
「歯医者の麻酔で、心臓がドキドキするのですが、、、」
の対策でした。
交感神経を落ち着かせ、セロトニンを増やす。
というのが良いかもしれません。
具体的には?
日頃、
トリプトファン(アミノ酸)をとり、
散歩などして、
セロトニンを増やしておく。
歯医者では、痛みが少ない麻酔を工夫しておく。
歯の治療時は、できるだけ、たのしくやさしく。
歯医者で、治療前に、おいしい食品を食べるのもいいかもしれません。
食事は、交感神経レベルを下げ、副交感神経を優位にします。
咀嚼で、セロトニン活性を高める。。。
どうでしょうか?
これで、歯医者の麻酔で心臓がドキドキするのも、少なくなるのではないでしょうか?
当院は、自由診療の歯医者ですから、
治療時間は、長くとれます。
自律訓練法ができますから、
心を落ち着かせ、気分が楽になると思います。
自律訓練法は、少し時間がかかりますから、
普通の歯医者では、行う時間はないでしょうね。
当院では、自律訓練法も、何回もくりかえし、
ご本人さんが、ご自分のコントロールが上手になれるよう、
工夫しています。
食事や咀嚼が必要でしたら、
おいしい食べ物をお出しする事もできるでしょう。
うちのような自由診療の歯医者は、
色んな対策をする時間があります。
相談しながら、治療していきましょう。
以上、
「歯医者の麻酔で、心臓がドキドキするのですが、、、」
の対策でした。