Microscope & Rubber dam
マイクロスコープとラバーダム

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で精密治療
当院のラバーダム使用率、90%以上
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  • マイクロスコープとラバーダム
  • 00
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
顕微鏡=マイクロスコープでの治療中
当院は、歯科医も衛生士も、常時、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で精密治療する医院です。
  • 01
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット1

拡大して詳しく見る事ができる

  • 01肉眼の見え方

  • 02顕微鏡=マイクロスコープの21.3倍

詰め物の縁が欠けたり、隙間があいているのが、はっきり分かります。

目の最小識別能力(裸眼)は、0.2mmだそうです。
顕微鏡では20倍の0.01mmを識別できる可能性があり、
治療精度が飛躍的に高まる訳です。

治療の難しかった場所まで、確実に治療できます。
  • 01歯ブラシの肉眼像

  • 02歯ブラシのマイクロスコープ像

普通の歯ブラシもこんなに拡大されます。
探針という器具の先端で、1本の毛先を扱う事もできます。
これだけ拡大して見る事ができれば、精密な治療ができますよね。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット2

隣の歯が傷つくのを防げます

虫歯の穴(窩洞)を削っている所です。(模型です)
うかつに操作すると、隣の歯を傷つけます。
矢印の先、傷ついた隣の歯です。わかりやすい様に着色しています。
こんな傷がついたのでは、将来、虫歯になってしまいます。
マイクロスコープを使うと、よく見えるので、切削器具が、隣の歯を傷つけるのを防げます。
さらに工夫して、
上の様に、隣の歯との間に保護鉄板を入れ、
歯を削る道具が、隣の歯に当たらない様にします。
よく見えるマイクロスコープでも、この様な用心をするのです。

もし、歯医者さんで治療する時、
肉眼の治療で、隣の歯が鉄板などで保護されていなければ、
隣の歯に傷がつかないか、なんとなく不安ですね。

傷ついた隣の歯の実例

信じられないかも知れませんが、肉眼での治療では、上の様な事はよくあるのです。
実際の歯をお見せしましょう。
歯周病などで、抜歯になった歯です。
矢印の先を、ご覧ください。 銀歯の歯と歯の間の部分です。
詰め物の銀歯に、傷があるのが分かります。

この歯がまだお口の中に生えていた時、
どこかの歯医者さんで、隣の歯の虫歯を削った際にできた傷でしょう。

もしこれが健康な歯だったら、将来の虫歯ができるのではないでしょうか?
こんな事も、虫歯が止まらない原因の一つです。
次も、歯周病で抜歯になってしまった歯です。
矢印の先をご覧ください。この歯も、傷がついています。

肉眼での治療は、
見えにくいため、手の感覚だけで治療する事もありますから、この様な事が起きてしまうのです。

マイクロスコープによる、精密歯科治療が必要な事を
お分かりいただけたと思います。

自分の歯は、自分で守るしかありません。
色んな事を勉強なさって、受診の参考にしてください。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット3

歯を削る器具でできる、傷の程度が分かる

歯を削る器具でできる、傷の程度が分かる
歯を削る道具に、ダイヤモンドポイント、カーバイドバーという物があります。
ダイヤモンドポイントとカーバイドバー
長さ1cm程度の歯科用切削器具です。
左、ダイヤモンドポイント 荒
中央、ダイヤモンドポイント 中
右、カーバイドバー 刃物

先の削れる所を拡大して見ますと、
左が荒い、中央は細かい、右は刃があるという事がわかります。
では、これらの器具で歯を削るとどうなるでしょう?
歯の削除
歯を削る道具(ハンドピース)に、ダイヤモンドポイントを装着し、模型の歯を削ってみます。
分かりやすい様に、削った傷に色をつけています。
左ダイヤモンドポイント(荒)による大きな傷
荒いポイントで削ると、こんなに傷がついています。

こんな傷が歯にあると、
ここにバイ菌がたまり、虫歯になりかねません。
中央ダイヤモンドポイント(中)による傷
細かいポイントでも、こんな傷がつきます。
右カーバイドバー(刃物)は傷がありません。
カーバイドバーという刃物ですと、この様になめらかです。

なめらかという事は、
型をとると、詰め物が合いやすい。
口内に露出している部分なら、
歯ブラシをすると、バイ菌が落ちやすいという事です。

カーバイドバーだけが正解という意味ではありません。
分かりやすいので、例示しただけです。
ダイヤモンドバーでも上の様な弱点をカバーする使い方ができます。

以上をどう治療に生かすか?というのが以下になります。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット4

歯の縁をなめらかに整えられ、詰め物がピッタリ合いやすくなる

次は、適合の良い詰め物のために、削った歯の縁をなめらかにするというお話です。

荒い切削器具を使うと、削った表面はガタガタになり、詰め物がピッタリと合いません。
実際の治療を見てみましょう。よくある銀歯です。これを除去します。
何ともないような銀歯ですが、外すと、たいてい虫歯になっています。
詰め物の縁の、わずかなエラーがあるのです。
そこから、虫歯が容赦なく発生してきます。
修復治療には必須のラバーダムがしてあります。
細かいダイヤモンドポイントで、虫歯を除去します。
歯の辺縁を、なめらかな曲面に整えます。
こんなに拡大して見ますので、隣の歯を傷つける事は、ほぼありません。
今回は、隣の歯を守る鉄板は、使っていません。次回治療予定だからです。
歯の縁が、きれいに整えられている事がわかります。
ダイヤモンドポイントで発生しがちな、傷がありません。
この様に、なめらかな辺縁ですと、詰め物もピッタリ適合しやすいでしょう。

こういう治療が、マイクロスコープを常時使う、精密歯科治療だと思いませんか?
ご自身が、どういう治療を受けたいのか?
よく勉強なさってください。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のメリット5

倍率が高い

4倍程度から20数倍まで、拡大できます。
以下、実例です。
  • 014倍

  • 026倍

  • 038倍

  • 0413倍

  • 0521倍

歯科用顕微鏡、マイクロスコープとは、こんな大きな装置です。
メガネのような拡大鏡(ルーペ)とは違います。
マイクロスコープは、ルーペより拡大率が大きくできます。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使うメリットのまとめ

マイクロスコープで治療するメリットは、きりがありません。

拡大するので、大きく見える

虫歯治療の際、隣の歯が傷つくのを防げる

細かい虫歯がわかる

虫歯を除去できたかわかる

詰め物がよく適合する様に、虫歯の辺縁をなめらかに整えられる

詰め物の縁が、きれいに封鎖できたかわかる

エラーがよくわかるので、どういう材料を使えばうまくいくかわかる

などなど、数えればきりがありません。
マイクロスコープは私の「目」です。こんなに良く見える「目」を得て、とても喜んでいます。
マイクロスコープで、常時見て治療するという事は、治療のグレードが何段階も上がったに等しいのです。
患者さんには、精密な治療の結果、歯が長持ちするという、直接的なメリットがあります。

歯の治療中ずっと顕微鏡で治療手技を見ており、
肉眼で見えない事を経験しますから、
治療を進化させていく事ができます。
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  • 02
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のデメリット(欠点)

1、高価

1台に数百万円も費用が掛かる。消耗品のランプも高価。
ルーペだと数十万円で済むし、消耗品はない。

2、装置が大きく邪魔

アシスタントが立つ時に邪魔になるし、掃除の邪魔にもなる。
天井から吊り下げる場合は、さらに高価になる。

3、治療に時間がかかる

細かい治療になるので。通常はここまで細かい作業は出来ない。

4、使えない人もいる

慣れない人は、顕微鏡像に酔って気分が悪くなる。

5、振動が禁物。視野がぶれる事がある

そばを人が歩くと顕微鏡が揺れる。
また、診療室が道路になどに面していると、車やトラックの振動で視野がぶれる。

6、感染予防が大変

接眼レンズ部分や、鏡筒全体の使い捨てカバーが必要で、費用もかかる。
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  • 03
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の治療例

1、よくある銀歯です

この様な銀歯は、皆様のお口に沢山あると思います。
詰め物が、歯の長持ちに役立つ3大ポイントです。
・内部に虫歯は残っていないでしょうか?
・銀歯と歯の境目は、密封されているでしょうか?
・歯ブラシやフロスでお手入れしたら、サッと菌が落ちるなめらかな曲面になっているでしょうか?
(歯と歯の間にフロスをかけた時、フロスがが切れたり引っ掛からないのは最低条件です)

2、銀歯を外すと、虫歯です

よく見ますと、銀歯の周囲全部が黒くなり始めています。これでは、虫歯が全周から始まっているという事です。このままでは、銀歯も、この歯も、長くは持たないと思います。
ほとんどの銀歯は、念のため外してみますと、たいていこの様な虫歯になっている事が多いのです。残念ですがしょうがありません。

3、虫歯を除去します

この器具の先端、丸い部分が削れる部分です。直径は1mm以下、0.8mm程度です。
なるべく歯を削らない様に、こんな小さな器具(ダイヤモンドバー)を使います。
小さいので、肉眼ではとても見えにくいのです。
マイクロスコープを使うからできる治療である事がお分かりでしょうか。

4、コンポジットレジンを充填します

コンポジットレジン充填をします。
もちろん内部の虫歯は、きれいに除去した後です。
コンポジットレジン充填がよいと言っているのではないのですよ。コンポジットレジン充填であっても、歯の長持ちに貢献できていない充填を、沢山お見受けします。
1で申し上げた、歯が長持ちする治療をしましょうということです。

5、コンポジットレジン充填の完了

コンポジットレジン充填部は光ってなめらかな表面です。
外から、唾液や菌が浸み込む隙間もありません。
歯ブラシなどでお手入れなさると、サッとプラーク・菌が落ちます。これなら、歯が長持ちしそうですね。
もちろん、フロスが切れたり、引っ掛かったりしません。
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  • 04
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)は、虫歯再発防止に役立ちます

なめらかなダイヤモンドポイントは、虫歯防止に役立つ

これは、歯を削る器具です。(20倍拡大、実物は直径1.5mm)
ダイヤモンドポイントといい、タービンの先につけるものです。
上ダイヤモンドポイント(なめらか)当院のもの。表面がなめらか。
下ダイヤモンドポイント(荒い)。表面はゴツゴツで荒い。

荒いダイヤモンドポイントを使うと、歯にヒビが入る。

下の様にゴツゴツしていると、歯を削る時の振動で、エナメル質表面に小さなヒビが入るそうです。
ヒビ=亀裂ですから、そこにバイ菌が入りやすくなります。
このヒビから虫歯が発生する事は、容易に想像できますよね。

しかし、一般的には、なめらかな切削器具は切削に時間がかかるので好まれません。残念なことです。

荒いダイヤモンドポイントを使うと、そのうち虫歯になる。

切削器具の表面がガタガタだと、削った歯の表面もガタガタです。
型もガタガタ。作った詰め物も、やはりガタガタ。
詰め物は歯にぴったり合わず、隙間ができます。
菌が隙間に入り、その内にまた虫歯になるのです。
当院では、こういう虫歯を防ぎたいと思います。

なめらかなダイヤモンドポイントだと、虫歯を防げる。

切当院のように、なめらかな器具を使うと、歯を削った表面もとてもなめらかです。
その表面を、カーバイドバーという器具で、さらにツルツルに仕上げます。
一連の操作で、顕微鏡=マイクロスコープを使います。
作った詰め物はぴったり合い、虫歯を防ぎます。
器具一つでここまで違うのです。
あなたは、どちらのダイヤポンドポイントで治療して欲しいですか?
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  • 05
  • マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、ほとんど歯を削らない治療
顕微鏡治療では、虫歯除去用の切削器具は、1mm以下のとても小さな器具も使います。
虫歯を除去する入口がとても小さくてすみ、ほとんど歯を削らない治療が可能になります。
切削器具の直径は、黄色が0.5mm、赤は1mm。先の丸い所が歯を削る所です。
指と比べると、どれだけ小さいか分かります。
こんな小さな器具は、顕微鏡=マイクロスコープを使わないと、とても使いこなせません。
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  • 06
  • 縫合も、極細糸を使えます
顕微鏡=マイクロスコープで拡大して処置するため、極細の縫合糸を扱えます。
これだけ細いと、縫うと言えばよくイメージする「縫いあと」が残りません。
歯根端切除を行う際、歯茎にあとが残らないで治療する事ができるのです。

8-0(ハチゼロ)縫合糸の縫合針

8-0針付き縫合糸の縫合針。ボールペンのペン先程です。
上は、毛髪。
下は、8-0縫合糸。太さは0.040-0.049mmと、とても細いものです。髪の毛と比べると、細さが分かります。
こんなに細いので、組織にやさしく、傷跡が残らないのです。

8-0による縫合

中は、4-0縫合糸の結び目。8-0と比べるととても太く感じますし、4-0では縫いあとが残ります。
下。8-0縫合糸の縫い方はこの様になります。キュッと玉に結びませんが、これで充分で解けないのです。糸が細いので、縫いあとが残りません。
高価ですが、この様な糸付き縫合針を用い、傷跡が残らない、体にやさしい治療を行っています。
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  • 07
  • 患者数をこなす治療が、良い治療なのか?
以上の事をご覧になると、肉眼での短時間の治療は、本当に歯に良い治療なのか疑問を感じませんか?
ですから、当院では、1日2名の方に限って、治療をしていくのです。
その基準は、

歯を長持ちさせたいという気持ち

歯を大切に思う気持ち

歯のトラブルはコリゴリだという気持ち

本気で歯を直したいという気持ち

などなど。
そんな思いを実現できるよう、できることは、最大限に頑張ろう。
それが、1日2人のアポイントとなって現れています。

よく勉強して、受診を決めましょう。

以上の様に、マイクロスコープでさえ、色んな工夫をしながら治療しているという事が、おわかりになると思います。
ですから、肉眼での治療はどんなに不安かも、よくお分かりになったと思います。
歯は、小指の先ほどの大きさしかない、ほんの小さな物です。
肉眼の治療は、ある程度、勘で削っているという事であることは、仕方ありません。
最近はルーペも、よく使われますが、顕微鏡の安定性、拡大率の大きさにはかないません。
ご自身の歯を治療する時は、どんな治療をしたいか、色んなサイトをよくお調べの上で、医院を選択なさるとよいと思います。
ご自身の歯を守るのは、ご自身しかいません。受診の前に、よく勉強なさいますよう、お勧めいたします。
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  • 08
  • その他

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、歯周病

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で、歯周病の再生治療が可能になります

歯周ポケットの中、根面の細かい部分まで、顕微鏡=マイクロスコープで見えるからです。
歯周病再生治療のためには、歯周病菌・菌の毒素を根面から除去し、かつ健康なセメント質は残さないといけません。
そのような操作は、顕微鏡を用いないと、とても無理なのです。
歯科衛生士用顕微鏡=マイクロスコープ
歯石除去やメンテナンスに使っていた、昔のマイクロスコープです。
今は、ツアイスです。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、ルーペの比較

ルーペは2.5倍からせいぜい8倍まで

ルーペ(眼鏡タイプ拡大鏡)の通常の倍率は2-3倍、最大倍率は8倍程度です。
ルーペの場合は、8倍程度の倍率になると、視野が暗くなり、診療台のライトだけでは光量が不足し、外付け照明が必要になり、機動性が失われます。
これに対し、顕微鏡=マイクロスコープは、通常倍率が8倍で、20数倍まで拡大できます。
照明もルーペの照明よりずっと明るいハロゲンライトやキセノンライトが使われています。
顕微鏡でしか体験できない世界があるのです。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、進化

さらに良い顕微鏡治療へ

当院は、「いい加減な治療ではいやだ!」という方が沢山お越しです。
ですから、当院では、普通の顕微鏡=マイクロスコープの使い方ではなく、より良く顕微鏡を扱うよう日々努力しています。
どういう事かと言いますと、普通、歯科治療では、ミラーに映した歯(上下逆さまの像等)を見ながら治療する事(ミラー視)が多いのですが、これが簡単ではないのです。
紙に文字を書く場合、鏡に映ったペンと紙を見ながら書いてみて下さい。線がまっすぐに書けませんね。きれいに書けても時間がかかります。
ミラー視はその程度という事なのです。
直接ペン先を見ながら(直視)書く場合は、何も難しくありません。細かい細工も素早くできます。
ですから、精密な治療をしたかったら、ミラー視は避けるべきなのだそうです。
しかし、顕微鏡での直視は、ポジショニングの習得がとても困難なので、楽なミラー視で、進歩が止まってしまうのです。
まとめますと、顕微鏡なしの治療は「おおざっぱ」な治療。
顕微鏡を使えば良いが、ミラー視では価値が減る。
当院の様に顕微鏡を常時使用、できるだけ直視で顕微鏡を扱う努力をするのが、質を追求する姿勢という事になります。
顕微鏡をうまく扱える医院で、治療をお受け下さい。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の視野と撮影範囲

顕微鏡=マイクロスコープの視野

カールツアイス ピコモラーの場合。
最大半径33mm、最小半径5mmの視野です。
顕微鏡によって、視野や倍率は多少違います。

顕微鏡=マイクロスコープの撮影範囲

8倍での視野と、カメラの撮影範囲です。
視野に対してカメラの撮影範囲は図の様に、少し上が撮影されるようです。
また、左右は視野に見えていない部分が撮影されています。
余分なものを撮影しないように、注意しないといけません。

ピコモラー型の良い所

鏡筒を左右に傾けられるアングルローテーション機能がある事と、アームが非常に良い事です。
顕微鏡=マイクロスコープで直視したい時には、アングルローテーション機能が必須です。
ツアイスと同じくレンズが良いとされるブライトビジョンもアングルローテーションが使えますが、接眼レンズは自分で傾ける手動式ですね。
アームはツアイスが段違いに使いやすいです。
色々言っても、根治の様にミラーテクニックのみで使用するなら、ローテーションやアームの事など余り関係ないかもしれません。
新製品のLicaは、残念ながらローテーション機能はありませんでした。

歯科用顕微鏡とランプ

常時使用していると、ハロゲンランプが半月しか持ちません。
1ヶ月で5000円のランプ2本、1万円分消費します。
顕微鏡=マイクロスコープが何台もあると、ランプ代だけでも結構かかります。
マイクロスコープも結構維持費がかかります。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、ミラーの明るさ

ミラーの明るさ

毎日使っていると、ミラーの明るさの違いに気がつきました。
気のせいかも知れませんが、上の方が、根の壁が明るく見えます。
根管内を小さなミラーで覗いた所。
ラバーダムをして右手に治療器具を持つと、術野が狭いので、左手のミラーは小さい方が、とり回しが良いのです。
しかし、小さなミラーは写った像が暗いのです。通常の#3(直径20mm)のミラーより直径が小さいので、反射する光が少なく、暗く見えます。
ちょっとした違いですが、できれば明るい方が治療しやすいのです。
上はR・・・・のミラー#0。
下はM・・・ミラー#0。
これらのミラーは、家庭用とはちょっと違います。鏡面の表面に像が写っており、表面反射ミラーと言います。
家庭用の鏡は、ガラスの裏面に像が写ります。
家庭用鏡は、ガラスの表面と裏で反射した2つの像がダブって見え、治療用には使いにくいのです。
最近ではロジウムとい素材が反射面に使われて、反射率が97%などとかなり明るいそうです。
鏡ひとつでも、一般用とはかなり違う物で、顕微鏡治療が成り立っているのです。

ミラーの大きさ

ミラーの大きさも、治療に応じて色々あります。
左から、常用の#3ミラー(直径20mm)、#000(直径10mm)、#00(直径12mm)、#0(直径14mm)、#1(直径16mm)。
M・・・ミラーが便利なのは、大きさのバリエーションがある事です
左から2番目の小さなミラーは、martinの#000ミラーです。
これより小さいのは、歯根端切除用のマイクロミラーになり、別の使い方ですね。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、精密治療

常時マイクロスコープを使った、精密治療をしています。

毎日、毎回の治療、すべての皆様に、このレベルの治療を行っております。
2時間ずっとマイクロスコープを見ながら、一生懸命に治療しています。
常時、マイクロスコープを見ながら治療できる環境の歯科医は、そうはいないと思います。
保険などの経済状況が、マイクロスコープの常時使用を困難にします。顕微鏡の画像に船酔い状態になり、気分が悪くて、マイクロスコープを使えない方もいらっしゃいます。6台ものマイクロスコープが常時使用できるのは、とてもまれなラッキーな事だと思います。
マイクロスコープを使った治療は、「保険と同じレベルの治療を時間をかけてやる」というのではありません。
上述しました様に、保険とは全くレベルの違う、とても高い技術の治療ができるという事です。
もし、虫歯などでお悩みなら、
広島でマイクロスコープを常時使って治療する、当院ご相談ください。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の使い方

治療中ずっと見ている フルタイム

当院の使い方は、治療中ずっとマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を見ているという使い方です。
私は、顕微鏡を見ているのは、性に合っていますので、何時間でも、苦痛ではありません。

確認に使う 時々

普通は、肉眼で治療していて、最後に確認に使う。
問題があれば、肉眼で治して、またマイクロスコープで確認する。
これではマイクロスコープの価値が大きく減ります。 当院では用いません。

置物になっている 使っていない

保険診療で、忙しいため
顕微鏡をのぞくと、気分が悪くなるため
このように、ホームページに顕微鏡があると書いてあっても、
使っていない先生もおられるようです。
もったいないですね。

当院のマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)のモデル

カールツアイスのピコモラーというモデルが、5台あります。
最初は、6台あったのですが、1台知り合いの先生にお譲りしました。
1台が300万―400万位します。
色んなオプションや、カメラなどの周辺機器もあわせると、莫大な金額になります。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使うは、だれか?

当院の歯科医、衛生士、全員が使います。
幸いなことに、全員に適性があり、使いこなせました。

人によると、顕微鏡を見ていると気分が悪くなる人もいて、
歯科関係者全員が使えるわけではありません。
適性がある人だけが使えます。

歯科医も、衛生士も、フルタイムでマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使います。
ですから、
検査、治療、メンテナンス、すべて顕微鏡でできます。
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  • 09
  • ラバーダム防湿をしていますか?
ラバーダムとは、ゴムのシートです。

治療する歯を、口内の湿気や唾液のバイ菌から遮断し、良好な治療結果を得ようとするものです。
手のひらにのる、とても軟かく薄いゴムシートです。

当院での使用頻度は、
虫歯治療 9割程度
根管治療 100%
です。
  • 10
  • 歯科用ラバーダムのメリット

良く見え治療しやすい

奥歯なのに、よく見えるから、治療しやすくなります。
ラバーダムをかけた大臼歯。

歯を乾燥でき、歯と充填物の接着がうまくいく

また、歯を乾燥できると、歯と充填物の接着がうまくいきます。
接着処理中は、歯は乾燥させたいわけです。
大臼歯の外側に小さな虫歯があります。
ラバーダムをつけ、虫歯検知液で虫歯を赤く染めて、除去します。
コンポジットレジンを充填しました。
近年の歯科治療は、歯に詰め物をする。冠、ブリッジをセメントで歯に接着するなど、
何かを歯に接着する治療なのです。
この接着は、唾液や、呼気中の湿気で妨害されます。
ラバーダムは湿気を防ぐので、より良い接着となります。

歯に唾液がつかず、バイ菌をふせげる

根の神経の治療(根管治療、歯内療法)は、
根の中を消毒し、バイ菌をなくしたいという治療です。
唾液には、バイ菌がいます。
ラバーダムをして唾液を排除すると、唾液が、歯や器具につきません。
結果、根管治療がうまくいくという事です。

治療上の危険が減る

上の様に、根管治療で使う「Kファイル」という針があります。
これは長さ2cm位の細い針です。
もし、これを飲込むとかなり心配する事になります。
ラバーダムをしていれば、Kファイルを飲込むことなどありません。

また、歯の詰め物が、ピンセットからお口の中に落ちる事があるのです。
飲込んでも胃腸などに危険はないのですが、
充填物を飲込んでしまうと、作り直さないといけません。
治療回数が余計にかかってしまいます。

ラバーダムをすると、器具や詰め物を飲み込む事はありません。
余計な心配がないという事は、歯科医が治療に集中できるという事です。

歯科医が治療に集中できる

1回2時間、一生懸命に治療しますから、治療に集中させて欲しいのです。
歯を見るために、いちいち頬や舌を避ける手間がなくなり、治療に集中できます。

患者さんが楽、寝れる

ラバーダムをつけると、
お口は、自動的に開いています。
お口を開ける力はいりません。
治療の水は、お口に入りません。
普通に息をしていても大丈夫です。
お顔にタオルをおかけしますから、みなさま寝ていらっしゃいます。
「今日は、思いっきり寝るつもりで来ました」
という方もいらっしゃいます。

歯科用ラバーダムのメリット まとめ

奥歯が良く見え、治療しやすくなる

歯を乾燥でき、歯と充填物の接着がうまくいく

歯に唾液がつかず、バイ菌をふせげる

治療上の危険が減る

歯科医が治療に集中できる

患者さんが楽、寝れる

レベルの高い歯科治療には、必須です。
ラバーダムは、治療結果をできるだけ良くしようとするものです。
逆にいうと、ラバーダムのない治療は、
「最良の」長期安定性や再発防止を考慮しない治療と言えます。
あなたは、ラバーダムをしてもらっていますか?

この様に便利で利点の多いラバーダムの代わりは、今の所ありません。

ラバーダムなしで虫歯を充填しようとすると、
器具や歯は唾液に濡れ、いちいち、水洗・乾燥をしないといけません。
その無駄な手間で疲れて、集中できなくなります。

また、唾液が歯に付いた場合、唾液を十分洗い流さなければなりません。
唾液成分が歯に残ったままですと、唾液は粘液ですから、乾燥された唾液は歯の表面で膜となり、歯と充填物の接着を妨害します。
これが、歯と充填物の間の隙間となって、菌が浸み込む隙間となるのです。
結局、虫歯を止めることができないという事になってしまいます。
*「虫歯治療はその位いいんだよ。」
*「そんなに言わなくても、ちゃんとくっついているよ。」
*「忙しいのに、そんなに厳密にしなくてもよい。」
という歯医者さんのご意見もあると思います。
治療が早く済むという事が優先でしたら、それはそれで仕方がないと思います。

しかし、当院では、わざわざお越しになる方に申し訳ないので、
虫歯治療の充填処置は、必ずラバーダムを行い、できるだけ虫歯が再発しないようにしています。

以上の様に、虫歯治療ではラバーダムが必要です

1虫歯を取る時(軟化象牙質の除去 窩洞形成)
2虫歯を詰める時(コンポジットレジン充填)
の両方に、ラバーダムが必要なことがお分かりいただけると思います。
逆に言えば、ラバーダムを行わない虫歯治療は、虫歯の再発が防げないかも知れませんね。

結局、その医院がどういう治療をして、何を目指しているのかという事になります。

目指している目標があるから、必要な治療法があるという事です。
当院は、虫歯の治療において、できるだけ虫歯の再発を防ぎたい。
そして、8020を達成したいという目標の医院です。
そのためにラバーダムと顕微鏡を用いた虫歯治療が必要だったのです。
歯や治療の事を勉強なさった方がいいと思います
患者さんにとっては、ご自分の歯は、ご自身で守る以外に方法はありません。
どの医院に受診するかは、治療結果に直結する重大な問題です。
医院選びの参考のために、歯や治療の事を、よく勉強なさった方がいいと思います。
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  • 11
  • ラバーダムのデメリットと対策
ラバーダムのデメリット1、装着が面倒
ラバーダムのデメリット2、痛い事がある
ラバーダムのデメリット3、費用がかかる
以上がラバーダムの欠点です。

歯科用ラバーダムのデメリット「装着が面倒」と「その対策」

ラバーダムを多数の歯に装着するのは、時間がかかり面倒です。

上の様に、穴が1つは装着は簡単ですが、実際は、多数の穴が必要です。
穴1つの時は、ラバーダムにより確保される作業範囲が狭く、かえって邪魔なのです。

当院では、一度に9本の歯をラバーダムから露出させる方法で行います。
切削器具、ミラー、吸引器具の3つが、一度に治療領域に入るので、できるだけ広い作業範囲が欲しいからです。

保険では、1日に大勢の患者さんを治療するため、急いでいるから、細かい事を言っていられません。
9本露出のラバーダム装着を、全ての患者さんに行うのは、困難でしょう。

当院の対策

毎回、頑張って装着する以外にありません。

歯科用ラバーダムのデメリット「痛い事がある」と「その対策」

ラバーダムを歯に固定する器具をクランプと言います。
クランプを歯に装着すると、歯の付け根の細くなっている部分にはまり込み、歯茎を圧迫し痛い事があります。
また、クランプが、ラバーの弾力で前方に引っ張られ、クランプが傾く事があります。クランプが傾くと、歯茎に当たって痛む事があります。
クランプの痛みも、ラバーダムの普及を妨げる一要因です。

当院の対策

当院では、ほぼ痛くないクランプ装着を工夫しております。
クランプを工夫したり、クランプのかけ方を工夫する事により、ほとんどストレスなくクランプの装着が行えます。

歯科用ラバーダムのデメリット「費用がかかる」と「その対策」

1枚、百数十円。
根管治療用ですと、薬液漏れ防止のコーキング剤が必要ですから、200円近いと思われます。
保険で、1日の予約数が何十人もあると、ラバーダムを大量に消費する事になります。
単価が安い保険で、ラバーだけに200円消費するのは、ちょっと無理でしょう。

当院の対策

1日の患者さんの数を絞る事です。
1日お二人の治療にします。
1日2枚のラバーダムで済むようになり、
ラバーダムが無駄と思う事は無くなります。
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  • ラバーダム防湿なしで治療するとしたら
こんな唾液で湿った状態でする事になります。
水分で接着剤が邪魔されます。
乾かしても、乾燥した唾液が歯の表面に膜となり、接着を妨害します。
結局、治療がうまくいきません。
セロハンテープは何にでも簡単にくっつきますが、
お風呂の湿気で曇った鏡には、テープはくっつきません。
鏡に付いた湿気が、接着を妨げるからです。
例えば、上の動画をご覧ください。
ガラス板の、左半分を湿らせて、右半分を乾燥させています。
左右にセロハンテープを張り、一気にはがします。
左はすぐはげますが、右はなかなかはげません。よくくっついています。

この様に、接着には、乾燥が大切なのです。
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  • ラバーダムを使うのは、何%の歯医者か?

日本歯内療法学会の会員の使用率

・ラバーダム防湿法を必ず使用する=25%
・ラバーダム防湿法を全く使用しない=50%
・日本歯内療法学会の会員以外
・必ず使用する=5%

アメリカの根管治療の専門医の使用率

・ラバーダム防湿の使用率=90%以上
ラバーダムの使用率には、こんなに違いがあるのです。
(出典: 吉川ら:根管処置におけるラバーダム使用の現状. 日歯内療誌, 24:83-86,2003.
Whitten BH et al : Current trend in endodontic treatment : report of a national surgery. J Am Dent Assoc,127:133-1341,1996)

良い治療のために、日本でラバーダムを使ってもらえるという事が、どんなに貴重かが分かります。
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  • 根管治療 ラバーダム使用時の成功率

ラバーダムで唾液を遮断

唾液中の雑菌は、根管治療の予後成績を低下させます。
根管治療の成功率。
ラバーダム使用:約90%(抜髄時)、
ラバーダム使用しない:約50%以下(抜髄時) 。
根の治療には、雑菌を遮断するラバーダムが、ぜひ必要という事になります。

根管治療で、ラバーダムができない場合はどうするか?

虫歯が大きく、ラバーダムができません。
ラバーダムができなければ、唾液からのバイ菌を防ぐ事ができません。
まず、コンポジットレジンで壁を作ります。
こうすると、クランプがかかり、適正な根管治療を行えます。
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  • その他

歯科用ラバーダムと、コーキング剤

矢印の糊状のものがコーキング剤です。
歯とラバーダムのつなぎ目を、封鎖するものです。
根管治療で使います。
唾液が、手前に染み出してこない様にするため。
消毒剤等が口内へ漏れるのを防止するため。

歯科用ラバーダムと、防水性、防湿性

水をはじきます。

乾燥が必要な時に、確実に乾燥できます。
また、治療時には注水が必要な事が多いのですが、その水がお口の中に流れず快適です。

歯科用ラバーダムと、伸縮性

フレキシダムという、特別に伸縮性のあるラバーダムですと、こんなに伸びます。

歯科用ラバーダムと、装着

小さな穴を開け、ここに歯を通すのです。
ラバーダムを根の方向から見たものです。
口腔内の唾液や湿気を遮断するためには、歯に装着したラバーダムが、歯の根元でキュッと締まっている必要があります。
そのために、穴は小さく、ラバーダムは伸縮性に富む必要があります。

歯科用ラバーダムと、サイズ・厚み

ラバーダムのサイズは大小、厚みは薄・中厚・厚があります。
材質は通常ゴムです。
大 6インチ×6インチ(152mm×152mm)36枚入り。
小 5インチ×5インチ(127mm×127mm)52枚入り。
通常、大の薄を使います。

歯科用ラバーダムと、色

青、ピンク、アイボリーなど、多くの色があります。
虫歯治療の時は、薄い色。
根管治療の時は、濃い色などを使っています。
決まりはありません。

当院では、必ず写真撮影するため、歯と明度の違いが大きすぎない方が良いようです。
濃い色は写真撮影すると、歯が白くなり過ぎます。

歯科用ラバーダムと、メーカー

Colten/Whaledent(Hygenic Dental Damでおなじみ バニラフレイバーもあります)
Ivory(ラバーダムクランプも製作しているメーカー)
Roeko(ゴムでないラバーダム)
Ivoclar Vivadent(3Dラバーダム、立体成型です)
など、全て輸入物です。

歯科用ラバーダムと、準備

5種類のラバーダムを、常時用意しています。
奥歯治療用2種、前歯治療用、根管治療用、ゴムアレルギーの方用
あらかじめ穴を開け、すぐ使える様にしてあります。
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